刺された箇所に毒袋ごと残ってしまう

ハチの駆除業者

ミツバチが刺したら

ミツバチが相手を刺すのは働きバチだけですが、この毒針の先端には返しがある(鈎針)形をしています。

そのため、ミツバチが相手に針が刺さると針とつながっているミツバチの内蔵ごと抜けてしまうのでゾンビでありませんから必ず死んでしまいます。
最近の研究では、この毒針とともに毒嚢(どくのう・毒をためておく袋)と毒の注入を指示する末端神経も一緒に抜けてしまうことで刺された個所から毒がなくなるまで送り続けることになってしまいます。
これらが切り離されたと同時に毒を相手に送り込む指示が出される仕組みになっていることが研究結果から明らかになっています。
また、この針の部分からは警報フェロモンも分泌されますので仲間を誘引することが研究結果からもわかっています。
このように防衛機能が特化しているので、自らが犠牲になって相手を倒し仲間にも危険信号をだしているのでミツバチを見つけたら近づかないようにしましょう。

刺したら死ぬミツバチの死因

ミツバチが刺した場合、死ぬのはミツバチ自身です。ミツバチは蜂毒を持っていますが、一般的な蜜蜂の場合、刺した相手に注入される蜂毒の量はわずかであり、健康な成人であれば数百匹に刺されない限り命に別状はありません。しかし、ミツバチは刺した際に刺し切れず、刺し残した腹部を引きちぎることで死んでしまいます。このため、蜂の巣に近づく際には注意が必要です。

差さ荒れてしまったら
蜂に刺されてしまった場合は、以下のような対処法があります。

●できるだけ速やかに刺された部位を引き抜く。
●刺された部位を洗浄し、消毒する。
●痛みやかゆみを和らげるために、冷やしたり、かゆみ止めの軟膏を塗ったりする。
●症状が軽い場合は、自宅でのケアで十分ですが、重度のアレルギー反応が出た場合は、速やかに医療機関を受診する必要があります。

また、蜂に刺されるのを防ぐためには、明るい色の服を避け、靴や袖口をきちんとしめておくこと、香水やヘアスプレーなどの強い匂いを避けること、蜂の巣の近くを通る際には、慎重に動くことが重要です。

ミツバチが刺した後に針も抜けてる原因と針を抜き取る方法
ミツバチが刺した後に針が抜けているのは、ミツバチの刺し針がそのまま刺し残るのではなく、ミツバチの刺し針は軟体部分に付着している毒液嚢と一緒に刺し込まれるためです。ミツバチの刺し針は微細なかぎ状の構造をしており、刺された瞬間に毒液嚢が放出されると同時に刺し針が刺し込まれます。このかぎ状の構造により、刺し針は皮膚にしっかりと引っかかっているため、刺された後に針が抜けていることがあります。
刺された後に針を取り除くための基本的な方法は以下の通りです:

・できるだけ早く取り除く:ミツバチの刺し針は時間が経つと皮膚に食い込んでしまい、取り除きにくくなることがあります。刺された直後にできるだけ早く針を取り除くようにしましょう。
・やさしく引き抜く:細長いピンセットや指先など、細かな作業ができる道具を使って、針をやさしく引き抜きます。力を入れすぎると針が折れてしまうことがあるので、注意が必要です。
・水で洗浄する:針を取り除いた後は、清潔な水で刺された部分を洗浄しましょう。石鹸や消毒液を使って洗浄することも効果的です。
・冷却や痛みの緩和:刺された部分が腫れたり痛みを伴う場合は、冷却パックや氷を使って冷やすことで症状を緩和させることができます。また、痛みやかゆみを軽減するために、痛み止めクリームや抗ヒスタミン薬を使用することも考えられます。

なお、刺された箇所が口やのど、またはアレルギー反応が強い場合は、速やかに医療機関の受診をおすすめします。

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