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無条件刺激
「無条件刺激」とは、行動心理学や動物学の文脈で使われる用語の一つで、動物や人間が学習する過程において、ある行動や刺激に対して特定の条件や前提が必要なく、生まれながらにして反応が生じる刺激のことを指します。これは「無条件反応(Unconditioned Response, UR)」とも関連しており、生物が生まれつき持っている反応の一部です。
以下に、無条件刺激と無条件反応の例をいくつか挙げてみましょう。

1.動物学の例:
a. 無条件刺激:食物
飢えている動物が食物を見ると、それが無条件刺激となります。
b. 無条件反応:唾液分泌
食物を見たとき、動物が唾液を分泌する反応が無条件反応として現れます。この反応は学習の前提や条件がなく、生まれつきのものです。

2.心理学の例:
a. 無条件刺激:明るい光
生まれたばかりの赤ん坊が明るい光を見ると、それが無条件刺激となります。
b. 無条件反応:まばたき
赤ん坊が明るい光を見たとき、まばたきする反応が無条件反応として起こります。

3.ペットの例:
a. 無条件刺激:飼い主の足音
ペットが飼い主の足音を聞くことが無条件刺激となります。
b. 無条件反応:尾ふり
ペットが飼い主の足音を聞いたとき、喜びや期待から尾をふる反応が無条件反応として現れます。

無条件刺激と無条件反応は、動物の生存や繁殖に関わる基本的な反応メカニズムを形成します。これらの反応は学習の結果ではなく、生まれつき備わっているため、「無条件」と呼ばれています。これに対して、条件刺激と条件反応は学習の結果として形成され、特定の条件下でのみ生じる反応となります。



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